※このレポートは非公式です。一部情報に誤りがある場合がありますのでご注意ください。
今回はご注文はOIOIですか?? in Shibuya トークショー 2部のレポートです。
日時
2019年9月29日 18:00~19:00(約60分)
出演者
服部プロデューサー : 服部P
橋本監督 : 監督
藤平プロデューサー : 藤平P
内容
トークショーおよび質問コーナー
18時ころ、1部と同様に「しんがーそんぐぱやぽやメロディ」で服部P入場。
挨拶の後すぐ監督・藤平Pも入場。
監督 「ココア役の佐倉綾音です。」
に一同の笑いを誘っていました。
1部と同様に3人で作品および楽曲についてのトークが行われ、その後15分程度の参加者からの質問コーナーという流れでしたが、1部と異なり少し突っ込んだトークとなっていました。
ここから先はなるべくOVAを確認してから見ることを推奨します。
トーク内容① OVAが完成しての感想
服部P 「音楽ものに初チャレンジでしたが、いかがでした?」
藤平P 「のべ150曲以上作っているのですが、やはりプレッシャーが大きい。というのもごちうさ音楽(楽曲)をKoi先生が『自分も楽しんでいる』とおっしゃっているため」
「今回は楽曲で本編に寄り添うことができるが、どう答えられるかなと不安がある」
今回のOVAでは、演歌・アイドル・合唱・ジャズ…と新規の楽曲として振り幅が大きいと言及していた藤平P。とはいえ、ごちうさだからとはいえ求められていることはそんなに大きくはないと思っていたようで、打ち合わせの際、打ち砕かれでしまったようです(後述)。
そのため、先行上映会でやっとプレッシャーから解かれたそうで、周囲からの期待は大きかったようです(実際すごく楽しみにしていました)。
監督 「今回はチノの昔話に大きく関わっているが、悲しくしてしまうとごちうさじゃない。また、チノのプレッシャーを掘り下げるのも難しい」
今回はチノちゃん回ということでしたが、OVAだからこそ母親の話を取り上げたいと1部でおっしゃっていました。そうなると「母親の死」というのを考えてしまうが、チノちゃんとタカヒロさんはある程度乗り越えている。だからこそごちうさらしくほっこりした作品にしたい、という監督の言葉がとても印象的でした。
監督 「歌物はキャラクターを(踊り等で)動かさなきゃいけないため大変。仮歌ができるのが絵コンテを描いている最中で、歌と絵を合わせることが大変」
今回のSFYでは「歌姫爆誕」とあるように、アニメとしてのごちうさに「音楽」がかなり深く関わっています。そのため、後半で一番力を入れたのがシャロちゃんの歌唱シーンと言っていたり、千夜ちゃんの家がカラオケボックス仕様になっている件について熱い話を聞くことができました。
また、服部Pが歌から絵を作っているのか絵を作っているのか、という質問をした際、以下のような回答でした。
藤平P 「別なアニメで毎週CDを発売しているものを担当しているが、それとも違う感じだった。尺をどうしますか、と聞かれることが新鮮で、今までは放送時間等の兼ね合いで時間が決まっていることが多かったが、結構ラフに尺を操れたので新しい挑戦だった」
実際に、テレビで放送される際は、オープニング時間が89秒であったり、放送時間枠といったルールが数多くあり、どちらかといえば制約の中からできることを作っていくことが多いようです。ある意味自由は挑戦ともとれますね…。
トーク内容② 挿入歌について
今回挿入歌については、1. Hi Hi High⭐︎、2. 振り向けば月、いいえ団子。、3. 木もれび青春譜、4. 銀のスプーンについて紹介されていたので、この順番で紹介していきます。
1. Hi Hi High☆
藤平P 「あれは本当にキツかった。2月から制作を始めていて3月あたりには千夜シャロの曲はほぼできていた」
デモ曲については半年前ほどに完成し、絵コンテを描き始めていたということで時間がない中作品を作っていたようです。
藤平P 「大久保薫さんといえばアイドルソングを数多く手掛けている。でも、ごちうさではアイドルソングを作っていない。今までの楽曲全部アイドルソングではない」
魔法少女チノなんかはアイドルというよりヒロインかなと勝手な想像だったりで言われてみればアイドル曲のイメージはあまりないのかもしれません。
1部でも話題に上がっていたハイテンションバージョンについては、カフェインが入ったシャロちゃんが合いの手をやっているから、みんなでコールをやってほしいとしつこく言っていたのでぜひ覚えたいなと思います。
あと監督が、ここのダンスシーンに力を入れていて、シャロちゃんがDMSで出番が少なかったため、やはり歌姫回とはいえキャラクターには平等にフォーカスしたい、と言っていまして…やっぱり信頼できる監督だなと思いました。
2. 振り向けば月、いいえ団子。
服部P 「出落ちかよ」
藤平P 「出落ち以外ありません。誰が歌詞書いたんだ。演歌は安直に手を出しちゃいけないと思っている。だからメロディは演歌で歌詞についてはそんなに演歌っぽくなくしようと思い、そんなことできるのは畑亜貴だなと、そしたら見事に壊してくれた」
監督 「たしかに壊れすぎてた」
藤平P 「わかりましたと言われ、見せてもらい、『振り向けば月、いいえ団子。』。『いいえ団子。(まる)』です。と」
曲名を見ないでSFYいきなり見たんですけど、原作でリゼちゃんのナイスツッコミを目撃してから気になる曲だったのに…ええ…がっつり演歌ですって思った1回目の自分を一回殴っておきたい。
藤平P 「佐藤聡美さんがすごく演歌が歌いたいってクスクス笑ってた。実際に歌い終わったあと、この辺で切れる(SFYの尺の都合)と言ったら『えっ、…はあ……』とちょっとがっかりしてた」
こういう作品を一緒に作っている声優さんの情報をなかなか聞く機会もないので、ちょっと貴重でした。
この演歌について、歌とは関係ないところで盛り上がったのが甘兎庵について。
服部P 「家からミラーボールが出てきて」
監督 「あそこのミラーボールはこだわった。3Dつかって、当たり方が悪いとか、あまりいらないところに」
監督がおっしゃるくらいですからやっぱりミラーボールチェックしないと。あとで。
3. 木もれ日青春譜
服部P 「あの曲はガチの合唱」
藤平P 「今回合唱曲ありますと聞いて、まさか違うだろうと、(本格的なやつじゃない)そうじゃないだろうなと。思って打ち合わせ行って監督とかKoi先生がいる中で話を聞いていたら仰げば尊しみたいな、合唱コンクール曲みたいなガチな曲でと言われて、正直逃げたかった、でもやりますというしかなかった」
「本物の合唱に見せるとはいえ、チマメが歌う、ということを考えると、3部合唱とかにすると(中の人の)声が変わってしまう可能性があるから、杉並児童合唱団にお願いした。これは初めての経験だった」
ライブとかでキャラソンを歌わない理由って色々あると思うんですけど、キャラクターの声ではなく生の中の人の声が出てしまって、違うだろと言われてしまうかもっていうのもありそうですね。
そんななかでも見事に歌ってしまったチマメ隊…すごすぎます…。
ちなみに、先行上映会の際、声優さんが口を揃えて杉並児童合唱団さんを「プロ児童」と呼んでいたわけですが、今回もこのフレーズを聞くことになりました。
というのも、監督と服部Pは絵コンテを描き収録まで半年の間、この「プロ児童」の仮歌を聞いていたとのこと。言われてみればレコーディング前ですね。ある意味豪華だけど。
服部P 「歌い出しからチノちゃんとか普通の合唱曲ではないよね」
藤平P 「おまけに指揮者とかいるのかなとか思ったら『いないです。』って、指揮者いないの!?」
監督 「でも、チノが歌い出してみんながついていくって、チノが一歩踏み出しているじゃないですか」
「チノがココアの声を聞いてプレッシャーを超えるみたいな(この辺りは曖昧です…)」
服部P 「チノちゃーんってココアが入ってるのとかちょっとプレッシャーじゃない」
監督 「そこがチノの可愛いところ」
監督…頭が上がりません……。
さらに作中のピアノについても話題に上がりました。
藤平P 「レコーディングの際、ソロパートからスタートですって言ったら水瀬さん、『えっ、そこピアノないんですか』って」
服部P 「メディーックって運ばれてくる重いところから始まってこの合唱だけど」
藤平P 「ピアノのタイミングがすごいよね、ソロパートから始まって入ってくるタイミングが」
服部P 「これはぜひ学校でね」
藤平P 「学校!?」
服部P 「指揮者やりますよ」
監督 「じゃあ法被きて応援します」
服部P 「ぜひ合唱してYouTubeに上げてください」
…だそうです。
最後に、特典の楽譜について服部Pから衝撃の事実を伝えられることに。
服部P 「作ってから気づいたけど、こんなにしっかり作っても本番で使わないからびっくり。これ、実はDVD1本分の製作費かかるからあとで怒られました」
ちょっと…やっぱり1万円もしないであのセットは安すぎませんか…。
2部のまとめはこの辺りで一回中断となります。
この先はジャズの話、水樹奈々さんの話題等が続いていくほか、大事な情報が出ているので、知りたい方はメモをご確認いただければと思います。
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